プノンペン大学名誉教授「授賞の辞」に深い意義
カンボジア王国の王立プノンペン大学より、池田大作創価学会名誉会長に第1号の「名誉教授」称号が贈られ、また、同大学と創価大学の「学術交流協定」が結ばれたことに、驚きと喜びでいっぱいです。
(『聖教新聞』2002.3.31.付 投書欄「声」より)
鈴木将史
私は大学の助教授ですが、2年前から国際協力事業団の委嘱で、カンボジアにおける中等理数科教育改善プロジェクトの国内委員として、主に数学教員の訓練強化ならびに中学高校の数学カリキュラムの改善に取り組んでいます。
昨年9月、打ち合わせのためにプノンペンを訪れ、王立プノンペン大学のプッ・チャムナン学長とお会いし、カンボジアの教育について意見を交わしました。温厚な中にも深い知性と広い視野、そして母国の教育にかける情熱を持ったすばらしい方であると感じました。学長の「授賞の辞」にもありますが、カンボジアは、国際政治に翻弄される中で、国土が荒廃し、知性を根絶やしにされた国です。国民生活こそ復興が著しいものの、文化的ダメージはいまだに深く、特に教育においては顕著です。
しかし国民は、ようやく訪れた平和に対する喜びと、これから国を創っていこうとするパワーに満ちあふれています。
それだけに、「人類社会の発展に尽くしゆく信念と力量を備え、偉大な模範を示しておられる池田博士のような優れた人物を、私たちは必要としているのです」との「授賞の辞」に、深い意義を感じます。
礼儀正しく笑顔を絶やさないカンボジアの皆さんが、一日も早く、教育・文化の復興を成し遂げられることを、祈らずにはおれません。私も微力ながら、一層、力を尽くしていく決意です。