ガンジーと暴力新潮
  小出 稔(創価大学平和問題研究所助教授)

 「ガンジー・キング・イケダ」展(米モアハウス大学、キング国際チャペル主催)が世界で感動を広げている。同展では「ガンジーとキング牧師の非暴力の精神を、21世紀に体現する生きた模範」(同チャペルのカーター所長)として池田SGI会長の行動を紹介している。
 人権侵害のデマ記事で裁判所から断罪され続けている『週刊新潮』が、同展に愚にもつかぬイチャモンをつけている。
 “お白洲(裁判)”続きで、ガセネタ漁りに事欠くと、今度は“ためにする”邪悪な運筆で、落ち目の部数を挽回しようというゲスな魂胆が見え見えだ。このなりふりかまわぬメディアの暴走には、主催者のカーター所長が新潮あてに厳しい抗議の書簡を送ったという。
 記事では、ガンジーを「これほどの偉人」と評している。非暴力の偉大な闘士を、札つきの“言論の暴力誌”が持ち上げるとは、茶番も茶番。ガンジーが読んだら一読怪訝、再読噴飯、三読慨嘆は必定だ。「愚人にほめられるのは第一の恥だ!」と吐き捨てるのではないだろうか。
 例によって、学会攻撃で食っている自称ジャーナリストやら、評論家、元議員やらが、見当違いのコメントで登場する。手垢のつきまくった決まり文句の繰り返しで、君ら、一体いくらもらっているのだ?
 人権を食いものにする醜悪なデマ雑誌。そこに群がる怪しい連中も、しょせん自分らの卑しい性根をさらけ出すばかりだ。
 「制御のないペンは破壊にしか役立たぬ」(古賀勝郎訳)とは、偉人ガンジーの怒りの響き。自己を制御しない人権破壊の常習犯は、市民の断固たる拒否と怒声で、社会から叩き出そうではないか。

(『聖教新聞』2003年6月18日付「破邪顕正」より)

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